仕事でバイク便が届くとなんだか働いているぞって気分になる。分刻みで時間に終われるビジネスマンってなもんだ。でも実際にはあれは、時間感覚や金銭感覚が人とちょっとずれている人達を狙った隙間産業と言ってもいい。

昨年５月くらいからずーっとやっているアニメ仕事（specialページ参照）。当然、毎日やっていたわけではなく、２ヶ月以上何もやらなかった時期があったりしながら、東京の星空のような疎らなスケジュールで、のらりくらりやって来たわけだけど、やっとWEB上にその予告編が公開されるらしい。

…らしいのだが、２月に入ってからだけで４回もその予定が延びて未だに公開さていない。なんでだろ〜〜？　突然「３日後にトップページのBGMの締め切りです」と言われ、慌てて作ったかと思うと、「先方の体調不良で公開が一週間延びました」。一週間たったら今度は「今晩か明朝には」。その明朝も過ぎ、また夜が来て、また朝が来て…。これ本当に公開されるのかな（笑）。うーん、ただ一番最初の計画では昨年の夏に公開予定だったから（笑）、それを思えば、もうここで１〜２週間延びたところでどうってことないのだが、つまりなんだかバランスが悪くて、連絡もいい加減だしモチベーション下がるねんっちゅう話でした。

今日届いたバイク便だって、計画的にことを進めていれば、飛脚でも十分間に合ったはず。

都市伝説のような話をほんとに実行している男、マイケル・ジャクソン。インタビューアーが中庸な立場をとるのが良質なドキュメンタリー番組としての正しい姿なら、「マイコー、ありえねえ」と突っ込みながら観るのも視聴者として正しい姿だろう。

自分が思ったのは、こう。

本当にピュアで計算なしな人は、社会的にはやはり異端で狂人扱い。したたかでずる賢くなければまともな成人にはなれない。キチガイというのは、あくまで少数派のことだったり相対的なことにすぎないかもしれないわけで、自分がキチガイかどうかも分からない俺が、人がどうかなんて分かるはずもない。俺にとっては、極端に言えば、凶悪な犯罪者でさえひとつの個性としか思えない。

ま、そんなことまで考えさせられるのだから、やっぱりこの番組が良質なのか、自分が視聴者として病んでいるのか、どっちかだろう。

ただ、マイコーよ、俺が先日録音したビートルズ曲の出版印税で、何千万円もする悪趣味な壺を衝動買いするのはやめてくれ。

栗コーダーでまたまた企画アルバムに参加。今回のお題はウクレレでビートルズ。今日の録音はミックスを含めて１４時間ってとこだったから、ま、そこそこなんだけど、これまでの過程が長かった。選曲会議だけで２日。ビートルズ観、ウクレレ観などについてメンバー間で交わした同報メール約４０通。録音はおまけみたいなもんですな。

日本一品揃えがいい吉祥寺の無印良品でユニットシェルフを購入。エレクター同様、自分の部屋でどう組み立てるか悩みながらパーツを買い揃えるのがこの手の商品の楽しみ方なんだけど、その昔、ハイポジしんりんちゃんが「こういう組み合わせが出来ないんだったら、ちゃんとカタログに書いといてよ！」とクレームをつけたがために掲載されたであろう「ユニットシェルフは下記のような組み合わせはできません」ページのおかげで、間違った買い方をせずに済んだ。

……

中野に移動して、有名ラーメン店「青葉」に言ってみたが定休日だった。秋に行った時は「スープ切れのため閉店しました」だったし、未だにあそこのラーメンを食らえていない。

使わなくなった楽器をものすごい勢いで売りに出し、ひと月分の生活費を稼ぎだしたはいいものの、ちょっと懐が暖かくなったかと思ったら急に気が大きくなって、「はねるのトびら」のDVDを買ってしまった（苦笑）。ま、音を出さない楽器とお笑いのどちらがより神聖かなんて比べるまでもないことだからいいんだけど。そういえばQuick Japanって雑誌がここ最近「はねトび」特集をしているようだ。

ギターのオオニシユウスケ君のトラで松本英子はんのライブ。昨日の最初で最後の３時間のリハに続いて、今日は千葉、幕張メッセの隣にあるホテル内チャペルで本番。自分より一周り以上歳の離れた人と演奏するという面白さだけで、既にセッションが成就している気がするのが不思議だ。

王道のJ-POPメロディも歌いあげると気持ちよさそうだなと思いながら演奏していたら、後で知ったのだが、曲が槇原敬之とか福山雅治だった。マッキーの曲のサビの転調のさせ方なんてさすがだなー。

しかし、最近の若い人はなんであんなに歌が上手いのかなあ？　あの足の長さと何か関係しているのだろうか？　

ちなみに今日のライブはBayFMで小林克也がやっている「ビートルズから始まる。」という番組の公録だった模様。なもので、ビートルズ曲も２曲演奏。『In My Life』をいっしょにセッションすることになったアカペラグループ、インスピのメンバーが、パッフェルベルのカノン風な間奏のメロディを、山下達郎よろしくアカペラで見事に再現！　するのだろうと当然思っていたら、そんな間奏があることすら知らない様子の野心なき６人組。さすがビートルズ孫世代。慌てたのはピアニカのリエちゃん。その様子が電波からも伝わって来ますかどうか？　オンエアは１６日。

昨日から頭痛と吐き気がひどかったが、甲斐甲斐しいカーコさんとユーカリの匂いのおかげでなんとか乗り切れた。

近所をアナウンスしながら回っていた家電回収のトラックを呼び止め、ウチでほこりをかぶっていた、21型テレビとMac LC630、15インチマルチスキャンディスプレイを一気に処分。「キーボードとマウス、ケーブル類も今出しますからね。」と言うと、「いや、それはいらない」とのこと。回収屋が気にしていたのはモニターのサイズと、CDプレイヤーが付いているかどうかだけだった。CPU、ハードディスク、メモリなんてのは気にも留めていない様子。つまり中身だけ抜いて東南アジアでパソコンじゃないものに形を変えるってことだろうな。

こちらとしては無料で部屋の空間を手に入れられただけでもありがたい。さようなら最後の68系。

ずっと押入にしまっていた、Roland RS-09もオークションに出しちゃったし、古いもの処分月間になってきた。ついでに自分の中の古いものも処分できるとラッキーなのだが。

「ファン殺到でパニクルーのライブ中止」
「下げたり上げたり、マックど〜なるど？」

最近気になったニュースの見出し。

久下惠生の箴言。
「ドラムが上手くなるようにドラムを売り払った。」

さすが、一打一打が芸術、もしくは生き様（本当は死に様って言葉しかないらしいが）になっている人の言うことは違うなあ。ようするに、「いや、ドラムが無くなればもっと叩きたい衝動が強くなるんじゃないかと思ってね、売っちゃったんだよね。」ってことらしい。カッコいい。

そこで俺も真似して楽器をたくさん売ることにした。俺も生き様がかかっている。別の言い方をすると、生活がかかっている（苦笑）。

売るものリスト

YAMAHA 01V
Mackie LM-3204
E-MU Vintage Key+
E-MU Pro/Cussion
Novation Bass Station Rack
Roland SC-88pro
Roland M-DC1

売るかどうか考え中リスト

Clavia Nord Rack
Roland SDE-3000
Roland SDE-3000A
Roland SDE-2500
KORG AM8000R
ZOOM STUDIO1201
MOTU 2408mk2

全部売れたらひと月分の生活費くらいにはなるだろう（笑）。

というか、ミキサーやらシンセやら減らしていかないと、昨年買ったMacの恩恵を受けた気がしないので、思い切ってみるってことなのだ。実際今日これらの機材の配線を外し部屋の外に放り出したら、まあなんと部屋がすっきりしたことか。楽器の少ない作業部屋、イカすぜ。もうこれで気が済んだ（笑）。

機材の裏に回りこんで体が攣りそうになりながらマルチケーブルをウジャウジャ配線するのって、もう過去の産物だよな。これをやりたくないがためだけにソフトシンセが発達してきたといっても過言ではないだろう。

あと、ＣＤラックから探しているＣＤを見つけだす作業。この前これをやっていて、こんなこともいずれなくなるのかなあと思った。そんなの一瞬で検索出来ていいはず。

昨日の日記のようなことじゃいかんと思い、ギターの練習をしてみた。基礎力と実績が「自信」の成分ならば、基本に立ち返って前者だけでも今さらながら身につけようと。カルカッシ、ジュリアーニ、タルレガ、ソル、カルリ、アグアードらのエチュードを片っ端から弾きまくった。当たり前だけど、練習曲とはいえちゃんと作曲家ごとに作風、趣があって面白い（参考資料：ココでクラシックギター曲のMIDIファイルが聴ける）。やー、こんなにギターを練習したのは何年ぶりかな（苦笑）。でも充実はしたものの根本的な不器用さはそう簡単には変わらない。やはり自分は自信なんて持ちたくないってことだろうなあ。ああ、夢の中でお玉じゃくしが泳ぎだしそうだ。

……

というわけで、加藤（千晶）さんかヒゲの未亡人、どちらかのライブに行こうと思っていたのだけど、また引きこもってしまった。

ギター教室の生徒が一人増えた。Pさんフロム U.S.A.　野沢の住宅街にひっそりある教室なのに何故かグローバル化が進んでいる。現在、外人率 28% 。

……

この歳にしてだんだん引きこもりになっている自分。実は教室に行くのもかなり憂鬱。ましてや体験レッスンとかいって初めて来る人がいる日の朝は胃が痛くなるほどブルーだ。すごく凶暴な人だったらどうしよう。自分よりすごくギターが上手くて、「あれ、先生下手ですねえ。」なんて言われたらどうしよう。ようするに小心者なのと、余計な心配ごとをたくさんして暇を弄んでいるだけなんだけど。